2023/02/17 18:24
AN・G・EL (アン・ジ・エル)のバッグコレクションでは良質な皮革を熟練の職人の手仕事で丁寧に作り上げる事をテーマにバッグ作りに取り組んでいます。ファーストコレクションでは子牛の革を2枚張り合わせて内側からステッチを入れていく高度で繊細な技術を要する作りに拘って作りました。
News.8 timesでご紹介する商品は2枚の革を使うことが難しい形状のバッグをご紹介します。
SAILOR BAG(セイラーバッグ)はバッグの口の部分をドローコードで絞る事で開閉をして使うバッグになります。バッグの口のまわりには綺麗なドレープがあらわれます。このドレープを作るには2枚の革を張り合わせた仕様では難しいので、SAILOR BAGは1枚の革で作られています。慎重に計算されたステッチの入れ方で作られたSAILOR BAGは美しいドレープを持って仕上げられます。
程よいサイズ感なので通勤や通学時にもご使用いただけますし、休日は幅広いファッションのコーディネートに合わせていただけます。高さ:36cm, 底の直径:21cm,ショルダーストラップの長さ:71cm + 18cm
底は丸い形状でショルダーストラップはバッグの形状を綺麗に保つために、底の少し上にトンネルを設けて内側で固定する作りになっています。丸状のストラップが2本あるのでバッグの重量から感じるストレスを最小限にするこを考えてこの仕様にしています。
『SAILOR BAGの名称の起源は』
本来は水平や船員が私物を入れて使用していたダッフルバッグがありましたが、フランス海軍の水平の手によって口を紐で絞って閉める縦長で筒状の仕様に変化をしたバッグがセーラーバッグの起源とされています。荷物を雑に入れることができるうえ、口を大きく開くことができるので狭い船内でも中に何が入っているかを瞬時に把握できる便利な形状のバッグとして水平に愛用されていたそうです。
『革として使えるために』
なめらかで丁寧に仕上げられた植物由来の製法を採用したキップレザー(子牛の革)を使っています。
生後1年くらいの革は軽量で柔らかい特性がありますが、鞣す時にはオイルを通常時の3倍の量を使用することで上品なツヤ感をもった美しい革に仕上げています。
イタリアやドイツのタンナーと呼ばれる革を鞣す職人から指導を受けて習得した職人が携わっています。サスティナブルの観点からでは、ファッションの為に犠牲になる革と違い、主に食用からの産物として、そして地球環境の汚染にもなりえるので使わなくてはいけない素材として活用することでアパレルにも適している理由があります。
『バッグを組み立てる』
はじめの作業はカッターという専門職の職人がパーツを1パーツごとに裁断をします。ハンドメードで行う組み立てでは、正確な作業が必要なので、ミリ単位で測り革の部分部分の厚みを整えながらの作業になります。次に組み立て作業になりますが、機械があれば製品を簡単に作る事もできます。しかし、AN・G・ELのバッグは職人の手を頼りに工程の80%以上を手仕事で行います。この工場はバングラデシュでも最も難しいとされる仕事を一手に引き受けて成長してきましたので、職人たちの技量は世界でもトップクラスが揃っています。
デリケートな皮革の場合では水分に対して弱い側面があるので、雨などで濡れたと時は布で叩くように水分を取り、定期的に保湿クリーム等でのメンテナンスもお願いします。