2023/03/24 18:52


AN・G・EL (アン・ジ・エル)のバッグコレクションでは良質な皮革を熟練の職人の手仕事で丁寧に作り上げる事をテーマにバッグ作りに取り組んでいます。

News.11 timesでご紹介する商品は山羊革を柔らかに鞣してつくられた #2 STRAP MOBILE CASEをご紹介します。

キャッシュレスの時代で必要なのは ” スマホ&カード ” だけという身軽な装いで外出する機会も増えていると思います。無駄なものを削ぎ落とした上質でミニマルなデザインをもつ#2 STRAP MOBILE CASEは、滑らかで柔らかく仕上げられた山羊の革を手仕事で丁寧に裁断し、モバイルケースを使用するうえで考えられる場面をイメージしながら機能性能を上げるための工夫を施しています。例えばポーチのコンパートメントは内側に布帛の生地をゆったりとした分量を使うことで収納する物を優しく受け止められるように仕立てていたり、入り口には柔らかな山羊革を実際のサイズ以上の分量を使うことで出し入れをする際の手にストレスを感じないように工夫をしています。2本使いのストラップを両側に配置することで安定と安全を保つことができますので、ミニバッグとしてもご使用いただけます。勿論デザイン性はミニマルでシンプルながらも上質な素材感が伝わるデザインに仕上げています。デザインのポイントとして手作りの印象をハンドステッチで太い白糸を使い口の両側に一針ずつ入れていますので印象深い効果があります。
<仕様とサイズ>
縦21cm  幅15cm,  レザーストラップ(調節可能) 74cm
山羊側 , 裏地:綿100%
color: Black , Red


『革として使えるために』
なめらかで丁寧に仕上げられた植物由来の製法を採用したキップレザー(子牛の革)と山羊革を使っています。生後1年くらいの革は軽量で柔らかい特性がありますが、鞣す時にはオイルを通常時の3倍の量を使用することで上品なツヤ感をもった美しい革に仕上げています。イタリアやドイツのタンナーと呼ばれる革を鞣す職人から指導を受けて習得した職人が携わっています。サスティナブルの観点からでは、ファッションの為に犠牲になる革と違い、主に食用からの産物として、そして地球環境の汚染にもなりえるので使わなくてはいけない素材として活用することでアパレルにも適している理由があります。




『バッグを組み立てる』
はじめの作業はカッターという専門職の職人がパーツを1パーツごとに裁断をします。ハンドメイドで行う組み立てでは、正確な作業が必要なので、ミリ単位で測り革の部分部分の厚みを整えながらの作業になります。次に組み立て作業になりますが、機械があれば製品を簡単に作る事もできます。しかし、AN・G・ELのバッグは職人の手を頼りに工程の80%以上を手仕事で行います。この工場はバングラデシュでも最も難しいとされる仕事を一手に引き受けて成長してきましたので、職人たちの技量は世界でもトップクラスが揃っています。

デリケートな皮革の場合では水分に対して弱い側面があるので、雨などで濡れたと時は布で叩くように水分を取り、定期的に保湿クリーム等でのメンテナンスもお願いします。


バングラデシュは肥沃な大地で土が良く、モンスーンの影響から雨が多いので農作物の収穫が豊かな土地が広がっています。