2023/03/30 22:35


AN・G・EL (アン・ジ・エル)のバッグコレクションでは良質な皮革を熟練の職人の手仕事で丁寧に作り上げる事をテーマにバッグ作りに取り組んでいます。

News.12 timesでご紹介する商品は子牛の革を2枚張り合わせて作られる #Card Holderです。


11timesでキャッシュレスの時代で必要なのは”スマホ & カード”だけというお話をしましたが、このCard Holderも優れた機能を備えて活躍するアイテムです。メインのコンパートメントはマチを大きく取ってクレジットカード類が5〜6枚収納可能です。社員証や免許証等も収納できます。サブのスリットには2枚程度のカードや領収書等を収めるのに便利かもしれません。本体は子牛の革を薄く削いで2枚張り合わせて作られているので、見た目以上にしっかりとした作りで視覚的にもキリっとした姿です。スナップボタンはイタリア製の黒色のカバーを纏ったメインボタンが付きますので高級感を与える効果があります。そしてストラップの素晴らしい仕上げはご覧いただけると驚かれるかもしれません。その理由は子牛の革を極限まで薄く削いで丸筒状に組み、合わせ部分を細かなステッチで縫い上げる仕様になっています。このように作られるストラップは柔らかで肌触りが良く体の動きに無理なく馴染みながら付いてくる感覚を感じて貰えます。そしてストラップは繋ぎのアタッチメントを外してCard Holderだけでの使用も可能です。繋ぎのアタッチメントはドイツのprym社(プリム)が作る美しいデザインと仕上げのアタッチメントを採用しています。ワンタッチで取り外しが可能なのでその時のシチュエーションで使い分けができます。これから夏に向けてフリーハンドでの使用頻度が高くなる優れたアイテムだと思います。


仕様とサイズ
縦7cm 幅10cm, レザーストラップ(取外し可能)112cm
素材:仔牛革 
color::Black , Brown


『革として使えるために』
なめらかで丁寧に仕上げられた植物由来の製法を採用したキップレザー(子牛の革)と山羊革を使っています。生後1年くらいの革は軽量で柔らかい特性がありますが、鞣す時にはオイルを通常時の3倍の量を使用することで上品なツヤ感をもった美しい革に仕上げています。イタリアやドイツのタンナーと呼ばれる革を鞣す職人から指導を受けて習得した職人が携わっています。サスティナブルの観点からでは、ファッションの為に犠牲になる革と違い、主に食用からの産物として、そして地球環境の汚染にもなりえるので使わなくてはいけない素材として活用することでアパレルにも適している理由があります。



『バッグを組み立てる』
はじめの作業はカッターという専門職の職人がパーツを1パーツごとに裁断をします。ハンドメイドで行う組み立てでは、正確な作業が必要なので、ミリ単位で測り革の部分部分の厚みを整えながらの作業になります。次に組み立て作業になりますが、機械があれば製品を簡単に作る事もできます。しかし、AN・G・ELのバッグは職人の手を頼りに工程の80%以上を手仕事で行います。この工場はバングラデシュでも最も難しいとされる仕事を一手に引き受けて成長してきましたので、職人たちの技量は世界でもトップクラスが揃っています。

デリケートな皮革の場合では水分に対して弱い側面があるので、雨などで濡れたと時は布で叩くように水分を取り、定期的に保湿クリーム等でのメンテナンスもお願いします。