2023/04/07 18:45
AN・G・EL (アン・ジ・エル)のバッグコレクションでは良質な皮革を熟練の職人の手仕事で丁寧に作り上げる事をテーマにバッグ作りに取り組んでいます。
News.13 timesでは仔牛の革を2枚張り合わせて丁寧に縫い上げた #Hand Pouchについてご紹介したいと思います。
大きな特徴の一つにサイズ感が小さくて使い勝手がとても良いポーチに仕上がっています。コンパートメントは見た目以上に収納力もあって、内側には片側を固定したスウィング式のスリットポケットが装着されているので貴重品を入れておくのに適しています。ストラップは程よい長さがあり、しっかりとステッチを掛けて作られていますが手に馴染みやすい構造になっています。そして本体と同じ革で作られたストッパーがポーチを使用する上でのonとoffをしっかりと保ってくれます。丸い形状の底から立ち上がっていくデザインではトップのドレープを綺麗に仕上げる工程で職人の技量が際立っています。本体は仔牛の革を2枚張り合わせて作られているので、綺麗なフォルムは常に保たれてヘコタレタリしません。このHand Pouchは女性だけでなく男性にもご使用いただけるポーチとして評判をいただいています。
仕様とサイズ
縦:22cm 底の直径:15.5cm、レザーストラップ:33cm x 2
材質::仔牛革/仕様:2枚張合わせ
color: Black
『革として使えるために』
なめらかで丁寧に仕上げられた植物由来の製法を採用したキップレザー(子牛の革)と山羊革を使っています。生後1年くらいの革は軽量で柔らかい特性がありますが、鞣す時にはオイルを通常時の3倍の量を使用することで上品なツヤ感をもった美しい革に仕上げています。イタリアやドイツのタンナーと呼ばれる革を鞣す職人から指導を受けて習得した職人が携わっています。サスティナブルの観点からでは、ファッションの為に犠牲になる革と違い、主に食用からの産物として、そして地球環境の汚染にもなりえるので使わなくてはいけない素材として活用することでアパレルにも適している理由があります。
『バッグを組み立てる』
はじめの作業はカッターという専門職の職人がパーツを1パーツごとに裁断をします。ハンドメイドで行う組み立てでは、正確な作業が必要なので、ミリ単位で測り革の部分部分の厚みを整えながらの作業になります。次に組み立て作業になりますが、機械があれば製品を簡単に作る事もできます。しかし、AN・G・ELのバッグは職人の手を頼りに工程の80%以上を手仕事で行います。この工場はバングラデシュでも最も難しいとされる仕事を一手に引き受けて成長してきましたので、職人たちの技量は世界でもトップクラスが揃っています。
デリケートな皮革の場合では水分に対して弱い側面があるので、雨などで濡れたと時は布で叩くように水分を取り、定期的に保湿クリーム等でのメンテナンスもお願いします。
Paris flowers