2023/09/29 18:14
そもそもバケットバッグと称される名前の由来は、フランスパンの「バゲット」からのようです。バケットバッグの代名詞でもある短いショルダーストラップで小脇に抱えるシンプルな形がまるでバゲットように見えたから。豊かな心から生まれた呼び名であることを感じさせてくれます。
日本ではバケツ型のバッグとも呼ばれて人気の高いデザインです。最初のコレクションとしてBUCKET BAGは2種類のサイズを用意しました。
LARGEのサイズは幅が35cm,高さが37cmで少し大きめですがその分収納容量が大きいのでとても利用範囲が広くなると思います。
日頃の買い物でデパ地下の食料品売り場やスーパー等で食材などを放り込めることもできます。お洒落に使用もできますし、普段使いとしての役割も立派に果たせるのです。
食材などが入っている光景をみるとその方のセンスが感じられて好感度が上がると思います。
SMALLのサイズは幅が26cm,高さが28cmで使いやすいサイズ感でちょっとしたお出かけの時や通勤時での使用にお薦めです。トップが広がり過ぎないように革紐で閉じる事ができる仕様になっています。
『革として使えるために』
なめらかで丁寧に仕上げられた植物由来の製法を採用したキップレザー(子牛の革)を使っています。
生後1年くらいの革は軽量で柔らかい特性がありますが、鞣す時にはオイルを通常時の3倍の量を使用することで上品なツヤ感をもった美しい革に仕上げています。イタリアやドイツのタンナーと呼ばれる革を鞣す職人から指導を受けて習得した職人が携わっています。サスティナブルの観点からでは、ファッションの為に犠牲になる革と違い、主に食用からの産物として、そして地球環境の汚染にもなりえるので使わなくてはいけない素材として活用することでアパレルにも適している理由があります。
『バッグを組み立てる』
はじめの作業はカッターという専門職の職人がパーツを1ミリごとに裁断します。
ハンドメイドで行う組み立てでは、正確な作業が必要なので、ミリ単位で測り革の部分部分の厚みを整えながらの作業になります。次に組み立て作業になりますが、機械があれば製品を簡単に作ることもできます。しかし、AN・G・ELのバッグは職人の手を頼りに工程の90%以上を手仕事で行います。この工場はバングラディッシュでも最も難しいとされる仕事を一手に引き受けて成長してきましたので、職人たちの技術は世界トップクラスが揃っています。